肝臓の病気

肝臓は黙々と稼動する体の化学工場

 肝臓は、腹部の右上に位置する体内で最も大きな臓器です。糖質、脂質、たんぱく質の代謝、消化を助ける胆汁の生成、アルコールの分解、有害物質の解毒など、たくさんの役割を担っています。

 また、再生する力が強いのも肝臓の特徴で、酷使されて一部が損傷してもなかなか症状があらわれにくいため「沈黙の臓器」とも呼ばれています。自覚症状があらわれるころには、かなり病気が進行しているケースが多いので、注意が必要です。年に一度は健康診断などで異常がないかをチェックし、異常があれば生活習慣を改め、病気を予方しましよう。

ウイルス感染と暴飲暴食が病気の原因

 肝臓の疾患には、脂肪肝、急性・慢性・劇症肝炎、肝硬変などがあります。脂肪肝は、肝臓の細胞に脂肪がたまっている状態で、肥満、糖尿病、飲酒が3大病因です。最近は、メタボリックシンドロームに関連する過栄養による脂肪肝が増えています。治療方法は原因によって異なり、多くの場合、原因が取り除かれると改善されます。

 急性肝炎は、飲酒、薬物摂取なども原因になりますが、多くはウイルス感染が原因です。肝炎を引き起こすウイルスにはA〜E型があり、ウイルスの種類によって劇症肝炎や慢性肝炎へと移行します。その後、肝硬変、肝臓がんへと進行することもあります。

肝臓を疲れさせないのが肝機能を維持するコツ

 病気にならなくても肝臓の機能が低下すると、栄養素がうまく利用されなかったり老廃物が排せつできなくなったりして、倦怠感や疲労感が生じることがあります。このような状態をなくすには、日常的に肝臓をいたわる必要があります。

 肝臓の健康を守るには、まず肝炎の原因となるウイルスに感染しないことが大事です。次に大切なのは、肝臓を疲れさせない生活習慣を身につけること。規則正しいリズムで生活し、栄養バランスのよい食事を適量とり、酔っ払うほどの飲酒は避け、ストレスをためずに、適度な運動習慣を維持すると、肝臓への負担を減らせます。

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食生活のポイント

食べ過ぎ、アルコールの摂取に気をつけて
  1. 食べすぎないようにする 食べすぎは肝臓に負担がかかります。過剰な力ロリーは脂肪として蓄積され、脂肪肝を招くこともあります。適当な運動が必要です。
  2. お酒の飲みすぎに注意 肝臓はアルコールを分解するところです。肝臓を酷使しないよう、休肝日を作りましょう。
  3. 便秘にならないようにする 肝臓に負担がかかりにくい栄養バランスのよい食事が大事です。特に便秘は肝臓に負担をかけるので、予防のため食物繊維をとりましょう。

特にとりたい食品・成分

  • マグロ たんぱく質は肝臓の細胞を再生するのに欠かせない栄養素。良質なたんぱく質をとりましょう。
  • タコ タウリンは、魚介類に多い成分で、肝機能を高めたり、血圧を下げる効果があるとされています。
  • 野菜 エネルギーを代謝するにはビタミンやミ
    ネラルが必要です。毎日350g以上食べましょう。

生活習慣を見直す

  • 早寝早起きを心がける 肝臓に限らず内臓の調 子をよくするには、自律神経系のリズムをととのえるのが効果的。 規則正しい生活を。
  • タバコも大敵!禁煙を 肝臓は解毒を行うので、タバコの毒素を分解しようとします。
  • 朝食を抜かずに1日3食とる ドカ食いをすると肝臓に負担がかかるので、1日1食や2食はやめましょう。忙しくても食事は抜かないように。

こんな人は要注意!

  • お酒を飲む機会が多い
  • 人の血液や傷に直接触れることがある
  • 睡眠不足である

解毒作用
肝臓のミクロソームで、吸収された有害物質や中間代謝の結果発生した有害物質を酸化、還元、抱合、アセチル化などをすることにより毒性を低下させ、体外に排せつさせます。

参考資料「栄養の教科書」